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数の子は低プリン体って知ってた?尿酸値が気になる人の新習慣
数の子は❝魚卵❞なのに、プリン体は『極めて少ない』
魚卵はプリン体が多いイメージがありますが、実は数の子はプリン体が少ない食品です。数の子のプリン体の量は100gあたり約22mgであり(※1)「極めて少ない」量にあたります。
さらに、実際に食べる量でプリン体の量をみてみると、数の子1本(約20g)なら4.4mg、2本(約40g)なら8.8mgほど。100gあたりの数値だけでなく、普段の食事で食べる量で考えても、プリン体の摂りすぎにはなりにくいことがわかります。
尿酸値が気になる方は、プリン体の摂取量を1日400mg程度にすることが望ましいとされています(※1)。数の子は魚卵でありながらプリン体の量が少ないため、プリン体が気になる方にとって魅力的な食品といえるでしょう。
そもそもプリン体とは?気になる尿酸との関係
プリン体は「できるだけ控えたほうがよいもの」というイメージを持つ方も多いかもしれません。しかし、プリン体はもともと私たちの体に存在する成分であり、細胞内の遺伝子(核酸)を構成しています。プリン体は食品から摂取するだけでなく、体内でも作られており、細胞の代謝や分裂に関わる大切な成分です。
一方で、プリン体が代謝されると尿酸になります。尿酸は通常、尿や汗として体外に排出されますが、作られる量が多くなったり、うまく排出されなかったりすると、血液中の尿酸が増えてしまいます。この状態が続くと、高尿酸血症や痛風(痛風発作)の原因となることもあります。
そのため、プリン体は極端に避ける必要はないものの、摂りすぎには注意が必要といえるでしょう。日頃からバランスのよい食事を心掛け、プリン体が多い食品ばかりに偏らないことが大切です。
高尿酸血症や痛風に気を付けたい人の特徴
高尿酸血症や痛風は、次のような方に多いことが知られています(※1)。
・性別:男性
・年代:30~50代
・体型:肥満
・生活習慣:飲酒習慣がある
中でも痛風は男性に多く、痛風患者の約95%を男性が占めることが報告されています(※2)。近年は患者数が増加傾向にあり、この30年で約4倍に増加しました。
また、肥満がある場合は、体内で尿酸が過剰に作られたり、尿酸の排出が低下したりすることで、尿酸値が高くなりやすいことが知られています。さらに、アルコールは尿酸の産生を促すだけでなく、排出にも影響を与えるため、飲酒習慣がある方も注意が必要です。
ただし、男性に多いとはいうものの、高尿酸血症は成人女性の5%程度にもみられています(※1)。そのため、予防・健康づくりの観点からも、性別を問わず食事選びの意識が大切だといえるでしょう。
図1
参考文献
※1 一般社団法人日本痛風・尿酸核酸学会:「高尿酸血症・痛風の治療ガイドライン 第3版」、https://www.tukaku.jp/guideline/
※2 厚生労働省:「2022(令和4)年 国民生活基礎調査の概況」、https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/k-tyosa/k-tyosa22/index.html
執筆者:管理栄養士 広田千尋
数の子を活用して『低プリン体style』を
プリン体の過剰摂取は、性別や年代を問わず気を付けたいポイントの一つです。特にお酒を飲む機会が多い方、健康づくりを意識したい方、食事中のプリン体の量が気になる方は、低プリン体である数の子を取り入れてみてはいかがでしょうか。
味付数の子ならそのまま食べられるため手軽で、おつまみにもぴったりです。例えば図1のように、プリン体の多いおつまみを数の子に置き換えると、プリン体を大幅にカットできます。
プリン体に気を配った食事というと「好きなものを我慢しなければならない」と感じる方もいるかもしれません。しかし、食品の選び方を少し工夫するだけで、健康に配慮した食事を続けられます。
数の子はそのまま食べるだけでなく、和え物やサラダ、おつまみなどさまざまなレシピにアレンジできます。お正月だけでなく、毎日の食卓にも数の子を取り入れてみませんか?
西原商会が提案する「低プリン体スタイル」とは、プリン体と上手に付き合い、
食を楽しみながら健康を考える食スタイルです。
低プリン体食材という特徴を活かし、“健康のために我慢する”のではなく、
食の楽しさや満足感も大切にした新しい食べ方やメニュー提案を広げていきます。